My Son’s Step 3

(2才11ヶ月~3才10ヶ月)

心身共に発達がめざましい時期です。英語のビデオに加え、パソコンでも遊べるようになりました。記憶力も高くなり、思い出して話したり、手先も器用になり、ハサミを使ったり、着替えもできるようになりました。自我も強くなり、自分で考えて判断することもあるのには驚かされます。公園友だちも増え、英語で話すと通じないことから、一瞬でしたが反発もありましたが、楽しさの方が大きかったようで、すぐに消えました。
RosemaryとAnnaが夏に来日し、教室を手伝ってくれたので、英語環境は自然でとても充実しています。
1月
コンピューターのマウスが、上手に使えるようになった。AlladinのCD-ROMのマッチングゲームが一人でできた。初級の8枚は簡単ですぐに終わり「もっとむずかしいの」と言うので、中級に挑戦。さすがにいらいらするときもあったようだができた。
4月
ペットショップの前でかわいいリスと小鳥に、いつ気が付くかなと思っていると、「かわいそう、とうとうつかまえられた!」と言う。ピノキオのお話が浮かんでいたようだ。絵本の中の動物たちが、おりの中にいるのを見て、「ピノキオとおなじ」と言っている。
5月
「くるまで、おうちたべたの」と言う。おうちって何だろう?車に乗せてくれたパソコンの先生にに聞くと、食べた物は「ウエハース」。翻訳して、「ハース」=「ハウス」…なるほど。
6月
朝、何度も「起きて!」と言うので、「お母さんは、Snow Whiteだから王子様が来ないと起きないの」と目をつぶっていた。すると、ティシュを取って私の顔にかけ、ぱらりととってからほっぺにキスしてくれた。おかしくて、起きてしまった。
○ボタンをはずせるようになった。コツを教えておくと急にできるようになるので、びっくりさせられる。
8月(3才半)
富士五湖までサンメイトのキャンプに出かけた。朝10時出発し、5時に戻るハードな山登りも3時まで歩いて大健闘。氷穴にももぐり、大冒険。3年生のお姉ちゃんに手をつないでもらったおかげだが、本当によく歩いた。Rosemaryの友人Annaが、夏中、教室を手伝ってくれた。Day Campに、友だち(3才半の男子)参加。Annaがいたせいか、このごろ「えいごで、なんていうの?」とよく聞く。おもしろいのは、「ヘアは?」と聞くので”hair”と答えるとしつこく「ヘアは?」と言う。どうやら「髪の毛」という日本語を忘れているらしいことに気が付いた。It’s cold. It’s hot.とか日本語の会話に混じって出てくる。
○「ロージーさん」ことRosemaryを空港までお出迎えに行き、最初からだっこしてキスしてご機嫌でした。教室の行事”Good-bye Summer Party”でPin the tail on the donkeyのしっぽつけをする。ロージーに「○○は、えいごでなんていうの?」と聞く。が、日本語と発音が似ていると「やだやだー」とごねる。そうかと思うと、翌日には、熱心にロージーとお勉強。ちゃんと教えてくれる言葉をまねている。
9月
ロージーを駅まで見送った。「ロージーさん、いなくなったら、さみしくなる」と、彼女は大学近くのアパートに移るだけなのに大泣き。
○初めてthの発音練習をする。生徒にもthをfの発音でする子が多い。I’m thirstyを練習した。舌をかんで空気を出すのがむずかしいらしい。舌を長く出して、口の形をおおげさにしたら、できるようになってきた。fやhなど呼吸の音は上手に出せるのは、やはり小さいときから、その音を聞き、話していたおかげではないかと思う。いっしょにやると「おかあさんはやらないで」と言う。すぐにfの音になってしまうが、あまりしつこく直さない。○この頃、書きたそうな気配だったが、書きたいという字を教えたら、夢中で練習していた。見て書くのは、むずかしいのによくやっている。
10月
文字への興味が強い。書きたがっている。昨日、「か」と「や」を練習したら、翌日、一人で書いていた。
○休日にロージーたちと日光へ出かけた。東照宮の階段が長かったのが、インパクトが強かったらしく、「山にのぼったね」と言った。
○空き箱で車を作るのが気に入っている。
11月
引き続き文字への関心が高く、一日中、文字を追いかけている感じ。そしてよく書けるようになる。「おかあさん、『み』ってどうかくの?」と思いついたように聞く。それで、紙に練習した。「最初は、『た』ににているね。くるっと回って…」と教えてみた。ちょっと曲がるけれど、「み」がかけた。しばらくすると「『り』がかけちゃった」という。「4」も書いてあった。
○靴下がひとりではけるようになった。一度くるりとはくと教えたら、すぐにできるようになった。この間は、できないとぐずっていたのに、うそのよう。
○寝る前のひとときは、とっても楽しい時間。紙芝居と、絵本を読んで、真っ暗な中でもう一つお話をするのが、パターン。暗くなった後、宇宙船になったり、船になったりするのも楽しい。想像力がわいてくるし、暗いのも楽しくなるようだ。
○文字・数字をたくさん読めるようになり、「ひとまねこざるときいろいぼうし」を読んでいた。「じゅういちはどうかくの?」どうして急に11かな?突然聞いたりする。そして「じゅうさんは?」「にじゅうさんは、23と書く」と教えると「33」がわかる。寝るとき布団の中で、「『じゃ』ってどうかくの?」というほど。「だって、書きたいんだもの」と言う。電話番号を紙に書いていたりする。
○何人か半年下の友だちも読める。子供の文字への欲求は抑える方がおかしいのではないだろうか。こんなにも、子供たち文字を自分のものにしたがっているのだから。
12月
教室のクリスマス発表会を無事終えた一方、カーペットに大きく「お」と×を書いたり、また壁に「み」と書いたりして、怒られる。「書いたらよろこぶ」と思ったのだそうだ。「字が書けるよりも、良いことと、悪いことがきちんと分かるようになった方がうれしい」と教えた。